ZEH住宅の基礎知識!

ZEH住宅を選択するメリットとは?

ZEH住宅を選択するメリットとは? ZEH住宅とは消費エネルギー量よりも創るエネルギー量の方が大きくなる住宅のことを指しますが、この住宅に住むメリットとしてまず挙げられるのは光熱費が抑えられることです。
ZEH住宅では断熱性を高めることで消費エネルギー量を減らしつつ、太陽光発電システムによってエネルギーを創り出すことができます。
そのため一般的な住宅よりも光熱費を大幅に抑えることが可能ですが、自家消費しきれない電力は電力会社に買い取ってもらえるため、場合によっては光熱費の収支がプラスになることもあります。
また、災害時の備えになるのもメリットのひとつです。
災害時に停電が起こっても太陽光発電によって電力を使用することができます。
太陽光発電システムに加えて蓄電池も導入しておけば、日中に発電した電力を蓄電しておけるので夜間や悪天候時でも電力を使うことが可能です。
加えて、ヒートショックのリスクを軽減できるという特徴もあります。
ヒートショックとは、気温の急激な変化によって血圧が変動する現象のことで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などにつながる恐れがあります。
ヒートショックは、真冬の入浴前後や暖かい部屋から出た後などに発生することが多いのですが、ZEH住宅は断熱性が非常に高く建物内の温度差が小さくなるのでヒートショックの発生率を下げることが可能です。

ZEH住宅を選択するデメリットも知っておこう

ZEH住宅を選択するデメリットも知っておこう ZEH住宅は、光熱費が抑えられる、ヒートショックのリスクを軽減できるといったメリットがありますが、一方で初期費用が高いというデメリットがあります。
ZEH住宅では太陽光発電システムが必須になることに加えて、建材や住宅設備も一般的な住宅よりもグレードが高いものを使用するので、光熱費は抑えられるものの初期費用はどうしても高くなってしまいます。
ただしZEH住宅は基準を満たせば補助金制度を利用できるので、補助金制度を上手く活用すれば初期費用の負担を軽減することが可能です。
また、住宅デザインや間取りなどに制限が出ることがあるのもデメリットのひとつです。
ZEH住宅では断熱性や気密性を高める必要があるため、開放的な間取りや大きな窓を採用することが難しいケースがあります。
加えて、ソーラーパネルを設置する関係から屋根の形状にも制限が出ることもあります。
より多くの電力を創るために大型のパネルを設置する場合に、片流れの屋根に限定されてしまうケースがあるので注意が必要です。